あまい誘惑

宴の夜

 

ラバナスタ王宮へは、ガラムサイズ水路を通り侵入出来るようだ。

ヴァンは弟分のような存在のカイツに水路へ下りられる扉を開けてもらい、侵入に成功した。

 

ウエアラットを倒すためによく忍び込んでいる水路だが、

今日は、なんとなくいつもと違うように感じる・・・。

ヴァンは冒険の始まりに胸がときめいた。

魔物を倒しながら水路の階段を上がっていくと、そこは宮殿の地下倉庫だった。

倉庫内は宴の準備をする使用人たちでにぎわっている。

これならヴァンがまぎれていても怪しまれないだろう。

ヴァンは帝国兵の目を盗み、さらに王宮の内部に進んでいった。

王宮の大広間階下は、さすがに警備が厳しかった。

帝国兵が道を塞いでいるが、あの帝国兵がどこかにいけば、獅子の紋章がどこにあるか探すことが出来る。

ヴァンは、ここはいっちょうからかってやろうと、通路に立ちはばかる帝国兵たちを翻弄し、

とうとう獅子の紋章を探し当てた。

少し緊張しながら紋章にクレセントストーンの力を注ぎ込む・・・。

その後、大広間階下の廊下を進むと、ほのかな光りを発する場所があった。

きっとあそこだ!

怖い、というよりは冒険心の方が強かったのかもしれない。

ヴァンはためらいもなくその光りの奥に進んでいった。