13日目:追放

臨海都市ボーダムの住民は、平和な生活を奪われて強制的に連行された。

2日前ボーダム近郊で、下界のファルシが発見された。ファルシは数百年もの間、人知れず眠っていたらしい。

聖府は、ボーダムの市民が下界の魔力に汚染されている可能性があると断定。

ボーダムの全住民を、ファルシと一緒にコクーンから「消す」パージ政策を実施する。

パージ対象者には「下界への移住」と説明されていた。

13日目:逃避

ひとり街をさまよっていたヴァニラはパージを望み、自らの意志で列車に乗った。

パージとは下界への強制移住だという、聖府発表を信じた彼女は、故郷に帰れると思ったのだ。

ファングを残してコクーンを去るのは気が引けたが、下界へ帰れば、ルシの使命も果たしようがなくなる。

現実を変えられないなら、せめて逃げることで運命に逆らおう。

4日前の出会いが彼女の背中を押した。

13日目:志願

セラが下界のファルシの捕らえられたと知って、ライトニングは自らパージを志願した。

ファルシは、パージ対象者とともにコクーンの外に運ばれる。

その前にセラを救うには、自分もパージされることで、ファルシに近づくしかなかった。

そんな彼女に声をかけたサッズもまた、ある決意を抱いてファルシのもとへ向かおうとしていた。

ふたりを乗せて、列車はハングドエッジへ向かう。