瀕死○○力アップとミストナック ヘネ魔石鉱クリアまで

リヴァイアサンのボス、ジャッジ・ギースに楽勝した初期レベルプレイヤーも多いでしょうが(?)、この先、ジャッジ・ベルガを倒すまで、地味で過酷な戦いが続きます。まず、ストーリー進行上、大ダメージを当てられる武器が入手困難になります。無印では、ルース魔石鉱「第9鉱区採掘場」でフォーマルハウトのトレジャーが出現し、人数分揃えるのが可能でした。第9鉱区へは、神都ブルオミシェイスを訪れた後、ビュエルバでアントリオンの討伐依頼を受けると侵入することができますが、インター版になってから、第9鉱区にはフォーマルハウトのトレジャーが出現しなくなってしまいました。結果的に、当面は市販の銃でフィールドを進む&ボスを倒すしかなくなってしまったのです。

市販両手銃ダメージ量の実際

ここで「はじめる前に」のおさらいをしますが、両手銃の与ダメージ量は以下の計算式により、キャラクターのレベルやちからが与ダメージ量に関係せずに、武器の攻撃値がそのまま与ダメージ量になることがわかりました。

両手銃ダメージ計算式(アルティマニアオメガ468ページより抜粋)
  • 最小値=攻撃の値²
  • 最大値=攻撃の値²×81/64

さて、リヴァイアサンを脱出した後、レイスウォール、ヘネ魔石鉱と物語は進みますが、この時期にショップで購入できる最強両手銃はペテルギウスです。

攻撃力23のペテルギウスのダメージ量を算出してみましょう。

  • 最小値=529
  • 最大値=669(小数点切り捨て)

実際の与ダメージ量は以下の画像で残されていました。

ヘネ魔石鉱のボズ、ティマットに595のダメージ量を当ててますね。

モンスターの瀕死時オプションについて

両手銃は攻撃値がそのまま敵への与ダメージ量に反映することがわかりましたが、モンスターのオプションによって攻撃値が激減してしまうことがあります。代表的なオプションが「瀕死防御力アップ」です。バトルアルティマニアによれば、モンスター専用オプション「瀕死防御力アップ」は、モンスター瀕死時(残りHPが最大HPの20%以下。体がオレンジ色に点滅している状態)に有効となり、「たたかう」などで受けるダメージが3分の1に減少します。仮にペテルギウスで600前後のダメージを当てていたとすれば、ティアマット瀕死時には200前後のダメージ量となってしまうのです。

苦戦するウォースラ戦

瀕死防御力アップだけならまだしも、追加オプションとして瀕死攻撃力アップや、瀕死魔力アップの効果を得るモンスターがいます。前半でその著明となるモンスターがウォースラです。

ウォースラは瀕死状態になると瀕死防御力で敵からのダメージを激減する上に、瀕死攻撃力アップで自分の攻撃力を倍1.2倍にアップします。さらにウォースラは残りHP40%未満になるとオプション「アグレッサー」の効果を得て、通常CT0となって攻撃スピードを速めます。そんな彼に挑んだメンバーは、ウォースラ瀕死後は回復だけで精一杯になります。とても「たたかう」どころではないのです。

モンスター瀕死時オプションまとめ

瀕死攻撃力アップ 瀕死状態だと、通常攻撃と一部の技で与えるダメージ量が1.2倍になる
瀕死魔力アップ 瀕死状態だと、魔法攻撃で与えるダメージ量が1.2倍に、魔法によるHP回復量が1.5倍に、ステータス効果を与えるのみのアクションの命中率が2倍になる
瀕死防御力アップ 瀕死状態だと、「たたかう」などで受けるダメージ量が3分の1になる
ミストナックと使用タイミングについて

モンスター瀕死時のオプションについては理解できたでしょうか?次に、敵瀕死時に激しさを増すバトルに、初期レベルメンバーがいかにして勝つかを攻略していきましょう。

もちろん、大量のポーションとフェニックスの尾を所持していけば勝つこともできるかもしれません。しかし、長引く戦闘は、プレイヤーの集中力を奪います。なんとしてでも瀕死状態になる直前に、トドメを打ちたいものです。そこで使うのが「ミストナック」です。

ミストナックの与ダメージ量

アルティマニアによれば、ミストナックは以下のダメージで与ダメージ量が算出されます。

ミストナックで与えるダメージ量

(1〜基本威力)×(1〜攻撃側のちから)

( )内の数字はランダムで決まり、最低値が1であることから、ミストナックだけでの与ダメージ量にはバラツキが出ることが予想されますね。

一方、ミストナックモード中に、決まったレベルのミストナックを特定の回数以上出すと、ミストナックモード終了後に「融合技」が発動します。この融合技の与ダメージ量は以下の計算式で算出されます。

融合技で与えるダメージ

基本威力×対象のレベル

つまり、融合技は同じ相手に対し常に一定のダメージを与えられる、というわけです。

ミストナックは瀕死防御力アップの効果が影響する

こうしてミストナックモードが終了すると、最後にミストナック+融合技の総ダメージ量が表示されます。瀕死防御力アップの効果を得る前に発動されれば、与ダメージ量カットされていない数字が表示されますが、瀕死防御力アップの効果を得た後に発動すると、与ダメージ量はオプション効果に基づき、3分の1ダメージ量がカットされた数字が表示されます。つまり、瀕死防御力アップの効果を得る敵に対しては、瀕死状態になる前にミストナックを発動した方が有利なのです。とはいえ、モンスターの瀕死状態になる前をどのように判断するのでしょうか。

HPゲージを目安にする

ご存知の通り、ボスのHPゲージは画面の上の方に大きく表示されます。瀕死状態は、この残りHPゲージ量で直感的に判断していきます。

ボスのHPゲージが真っ赤のうちはHP満タン、徐々にHPが減っていき、HP減少に応じ、それぞれのオプションやアクションを発動させます。瀕死状態になってしまうと、体がオレンジ色に点灯するので、この状態で瀕死防御力アップのオプションを得るボスにミストナックを発動すると、ダメージ量は3分の1になるのは前述の通りです。それでも、残りHP量に応じたダメージ量を出せれば、瀕死防御力アップのオプションを持ってもトドメを打つことができます。ティアマットを例に出せば、最大HP量49993持つ敵ですから、HP20%になると、残りHP量9998強。この時点でミストナックを発動し、10000のダメージを当てられれば間違いなくトドメを打てます。しかし、ミストナックモード終了後に、ほんの少しでもHPが残ってしまった場合、地獄絵になる場合もありますので、リザーブメンバーの健全な待機状態は必須になります。

ミストナック発動の実際

では、実際にティアマットで検証してみましょう。ティアマットの特徴は、HPが最大値20%に減るたびに「エアロ」や「ブレス」を使用してきます。エアロやブレスを使用してきたら前回よりHPが20%減ったのだと判断できます。つまりHP40%切ってブレスなどを使用したら、次のブレスを使用する前にミストナックを発動させるのです。

本当に瀕死状態ギリギリのタイミングです。もうあと1ミリゲージが減れば、瀕死状態になってしまうかもしれません。

結果的にミストナック12Hitz、融合技「アークブラスト」発動し、最終的に18201の与ダメージ量でトドメを打ちました。