はじめる前に

初期レベルクリアとは

ファイナルファンタジー12を二度楽しむ方法がお届けする「初期レベルクリア」は、パーティメンバー全員が初期レベルのまま物語を進める攻略です。弱くてニューゲームの初期レベルクリアとは違い、最初から最後までレベルの上がらないアクセサリ「ファイアフライ」を装備したままフィールドの敵と戦います。そのため、バトルメンバー全員分のファイアフライが必要となり、ファイアフライを入手できるまで、レベルが上がらないように工夫をしてフィールドを進む楽しさを味わえる、究極のやり込み攻略です。

ファイアフライが早期に入手できるようになった

FF12無印では、ファイアフライはミリアム遺跡まで進まないと入手できませんでした。しかし、FF12インター版になってから、なんと東ダルマスカ砂漠小キャンプで、しかも100%の確率でファイアフライ1個目を入手できるようになったのです。また、2個目のファイアフライもゼルテニアン洞窟「異端を誘う岩窟」で入手でき、3個目のファイアフライはサブイベント「カトリーヌの進む道」で、最速でジャッジ・ベルガを倒した後に入手できるので、ブルオミシェイスクリア時にはバトルメンバー3人分を揃えることができるようになったのです。

ブルオミシェイスに到着したら、一度、ゲートクリスタルでラバナスタに戻り、カトリーヌの最後の問いかけに答えておきましょう。その後、ジャッジ・ベルガを倒してもう一度ラバナスタに戻って話しかけると、カトリーヌはミゲロの道具ショップの前に場所を変えて、ファイアフライを渡してくれます。

LPとギルが簡単に稼げるようになった

FF12無印、インターナショナル版では、ファイアフライが装備できるまで、LPの入手手段は倒してもEXPがつかないボス戦や、モブ討伐しかありませんでした。しかし、TZA版になってから、トライアルモードで敵を倒すとEXPが入手されず、LPのみ累積、しかもそのデータはそのまま本編に引き継がれるという、便利なシステムになりました。そのおかげでトライアルステージ1〜5までクリアしただけでLPは38入手することができ、ステージ1のフィールドのトレジャーからは売値6000円のダイヤの腕輪を入手できるため、不要な分を売り続ければ、かなりの額を貯めることができるのです。そんなわけで、初期レベルクリア初心者には嬉しい特典でもありますが、本来の縛りプレイをしたい場合には、トライアル封印で挑みたいものです。

ステージ1クリアするだけでも入手LP合計は12、ダイヤの腕輪売値6000円なので、10回繰り返せば入手LP総合計120、入手ギル総合計60000円となります。

ステージ1〜10までの敵リスト

ステージ名 出現する敵 入手LP トレジャーから入手できるもの
1 ウェアラット×6 2×6 ダイヤの腕輪、ポーション
2 テクスタ×1 2 ダークの魔片、フェニックスの尾
ウルフリーダー×1 1
ハイエナリーダー×1 1
3 花サボテン×1 2 クロノスの涙、デスペルの魔片
サボテン×2 1×2
タイニーサボテン×4 1×4
ランペイジャー×1 2
4 レイザーフィン×1 2 ソレイユの牙、万能薬
キラーフィッシュ 4×1
5 ネクベト 1 バブルの魔片、金の針
ウェアウルフ 1
コッカトリス 1×4

LP合計=38

レックス兄の恩恵!超早期ザイテングラート人数分ゲット

FF12無印では、ルース魔石鉱のトレジャーからフォーマルハウトを人数分揃えることができましたが、インター版ではフォーマルハウトはセロビ台地か、ヘネ奥のトレジャーでしか入手できなくなりました。物語中盤までに大ダメージを当てられる銃の入手が困難になった代わりに、TZA版ではレックス法が発見されたために、物語が始まったばかりのバルハイム脱出後にザイテングラートを人数分揃えられるようになったのです。フォーマルハウトでは、目の前の敵に1000以上のダメージを当てられましたが、ザイテングラートも初期レベルメンバーでもジョブの選択次第で1000〜5000のダメージを当てられ、序盤は楽々とフィールドを渡れるようになったのです。しかし、トライアル封印と同様、縛りプレイを楽しみたい場合はザイテングラート封印で初期レベルクリアに挑んでみましょう。

序盤であっという間にザイテングラートが人数分揃うという夢みたいなことは、インター版では叶わなかったことです。

やっぱり大好き!ニホパラオア

ザイテングラートを人数分入手し、序盤は楽々フィールドを渡っていけますが、ルース魔石鉱の奥や、ヘネ魔石鉱奥、死都ナブディス、大灯台地下層へ潜入すると、もはやザイテングラートだけでは歯が立たなくなってきます。特にヘネ奥は対策を練らないと、奥への入り口付近でアビスの洗礼を受けます。そこで活躍するのがニホパラオアです。使用した薬の効果が逆転するというこのアクセサリをどのように使用するのだろうと疑問に思うのは初心者レベルで、味方ではなく、敵に使用すると、ドンアク状態、ストップ状態、睡眠状態にして敵を戦闘できない状態にして高難易度のゾーンを渡っていけるようになるのです。一度使うと手放せなくなる最強アクセサリなので、アルケイディス潜入前までには入手しておくことをお勧めします。

ニホパラオアを入手するには

ニホパラオアは、ヘネ魔石鉱「第2期採掘場」のトレジャーから25%の確率で、大灯台地下層「闇昏の層 南外郭」のトレジャーから5%の確率で入手できますが、いずれも物語が終盤まで行かないと潜入できないエリアです。物語の中盤で入手するには交易品で購入するしか手がありません。

交易品ニホパラオア入手に必要なアイテム
アイテム名 個数 入手方法
血染めの首飾り 3 コープス(魔剣士の心得)
コープス
シャレコウベ 2 ダークスケルトン(魔剣士の心得)
グレイブロード
ダークスケルトン
レオ 3 ギザマルーク、アッシュドラゴン、アルケオダイノス、ギルヴェガノス、アルケオエイビス、シールドドラゴン
ワイルドザウルス、ワイバーンリード(ツィッタ大草原)、ウェアドラゴン、ロックイーターなど
ワイバーンリード(ツィッタ大草原)、スラストエイビス
ハントループ(ハントループオーナーより入手)

これぞ初期レベル的最強魔法!リバース

隠しボス、隠し召喚獣、ランクの高いモブを討伐しなければいいのですが、もし、初期レベルでそれらの敵と戦う場合、リバースは必須となります。というのも、初期レベルメンバーの最大HPはどんなに高くとも4000に達することはありません。立ち向かう強敵からの被ダメージは4000以上になることが多く、特にギルガメッシュなどは激しい連撃を繰り返してくるので、通常に戦っていても難易度の高い戦闘となります。バブルチェーン装備だけではクリアが難しくなってくるため、被ダメージ量を吸収するリバースが必要となってくるのです。しかしリバースは、クランランクがナイツオブラウウンド以上にならないと入手できず、それ以前の対策として、より多くのリバースの魔片を集めることが課題となります。リバースの魔片はドラクロア研究所の第70層にあるトレジャーから高確率で入手することができます。単純なマラソンになるので飽き飽きしてきますが、他のエリアよりずっと早く集められるので、ここで90個以上は入手しておくことをお勧めします。

大灯台地下層でも安全にマラソンができますが、ドラクロアは安全な上に、高確率でリバースの魔片が集まるので、クリアする前にたくさん集めておきましょう。

ドラクロア研究所は一度クリアすると二度と入れなくなるエリアなので、この後にリバースの魔片を集めるお勧めゾーンは大灯台地下層「暗影の層北外郭」にあるトレジャーから入手することをお勧めします。ここだと隣の小部屋との往復のみでトレジャーが再出現するので、ドラクロア研究所ほどではありませんが、ヘネ奥などで集めるよりずっと安全にマラソンができます。

究極の最強銃!アルデバランY

ザイテングラートの攻撃値224に対し、アルデバランYの攻撃値は66と、ザイテングラートのおよそ3分の1の値です。しかし、アルティマニアによれば、弓は「たたかう」で与えるダメージ量にメンバーのレベルやちからの値、敵側の防御値が影響するのに対し、銃の与ダメージ量にはメンバーのレベルもちからの値、敵側の防御値(オプション銃・計算尺耐性の敵を除く)も影響しないのです。その昔、FF12アルティマニアオメガで検証されていて、以下のような計算式が叩き出されています。

ダメージ計算式(アルティマニアオメガ468ページより抜粋)
  • 最小値=攻撃の値²
  • 最大値=攻撃の値²×81/64
  • 最小値=(攻撃数値ー相手側の防御数値)×基本倍率
  • 最小値=(攻撃数値×9/8(1.125)ー相手側の防御数値)×基本倍率
攻撃数値 防御数値 基本倍率
攻撃の値 防御の値

つまり、弓を使用すると自分のレベルが低ければ低いほど、敵の防御ちが高ければ高いほどダメージ量が小さくなっていき、銃を使用すると、武器の攻撃値がそのままダメージ量に反映する、ということになります。そこで、初期レベルクリアでは、銃の中でも最強となるアルデバランYを入手します。

交易品土色の銃弾入手に必要なアイテム
アイテム名 個数 入手方法
皇帝のウロコ 2 アルケイエイビス(竜騎士の心得)
デスゲイズ、エルダードラゴン
銀色の液体 3 ヘクトアイズ(ヘネ魔石鉱)、ヘクトアイズ(ドラクロア研究所)、フォーバー、イセリアル
カブス
ヘクトアイズ、オイルタワー
土の魔晶石 8 精霊ノーマ、ヘッドレス、キラーマンティス、バグ、土のエレメント、キングアルラウネ(幻妖の森)、ゴーレム、キャシー、メリッサ、アダマンタイたす(セロビ台地)、シールドドラゴンなど
精霊ノーマ、ヘッドレス、キラーマンティス、バグなど
アンタレス
ギルガメッシュ戦(2回目)で比べてみた

ここではザイテングラートとアルデバランYの与ダメージ量を比べてみました。ザイテングラートを装備するアーシェは黒魔道士&赤魔戦士で、防具は魔装備、終盤でちからの値は23程度ほどです。一方アルデバランY装備のヴァンは、機工士&赤魔戦士で、防具は同じく魔装備、終盤でちからの値は28程度。そんな二人にギルガメッシュ(防御値36)を攻撃してもらいました。

もともと魔法攻撃役のジョブにした非力なアーシェは、最強武器ザイテングラートをもってもギルガメッシュへの与ダメージ量は600〜800ほどにしかなりません。

ヴァンもちから系のジョブにしなかったため、アーシェ同等非力です。それでもアルデバランを装備すると、ザイテングラートをはるかに超える、2000台の与ダメージ量を当てることができます。